リフォームのノウハウ
2022.11.10

一般的にトイレの交換時期は10年程度と言われています。
便座が温かくならない、掃除しても汚れが落ちない、水漏れをしている...など
様々なきっかけでトイレの交換を検討することがあるかと思います。

毎日使うトイレだから間違えた選択をすることは避けたいですよね。
今回は「プロがやっている失敗しないトイレの選び方~設置状況編~」を紹介していきます。
こんなトイレがいい!あんな機能が欲しい!という理想だけでは実際に取付ができないケースもありますので、
是非参考にしてください。


〈目次〉

1.どこを確認するか


2.どうやって判断するか


3.理想のあのトイレ取付できる?できない?




1.どこを確認するか


トイレを交換するには様々な現地の状況を把握する必要がありますが、
何よりも一番大切なことは“排水位置”の確認です。
トイレの排水位置は “床排水“ “床上排水“
2種類があり、その中でもいくつか種類があります。

・床排水であればトイレ奥の壁から(120㎜、200,㎜200㎜以上)の位置
・床上排水であれば床から(120㎜、155㎜)の高さ

細かく分けるともっと種類はありますが今お使いのトイレ排水位置と
新しいトイレの排水位置が一致している必要があります。
排水位置が間違っていると、
取付できない状況になったり、排水不良や詰まりの原因になったりもします。





2.どうやって判断するか


では、この重要な排水位置をどうやって判断しているかを紹介していきます。
●床上排水の場合
直接見えているので高さをスケールで測って判断します。

●床排水の場合

①ビスキャップの位置で特定
比較的築年数の経過しているトイレに多く見られますが、
床下の排水管とトイレを固定するための金具の位置で判断が可能です。
トイレを固定している計4つのビスのうち大きい方から
トイレ奥の壁までの距離が排水位置です。

②品番で特定
トイレに貼られたシールに記載してある品番から
製造メーカーの商品データを探り排水芯を特定します。
しかし、古くなって品番シールがはがれている場合や
メーカーや製造年代によってシールの場所が違うことがあります。
ご注意ください。

③築年数と交換履歴で特定
①②で判断できない場合は築年数と交換履歴から推測します。
基本的に1995年以降に建てられた住宅のトイレは排水芯が200㎜になっており、
その後トイレの交換をしていなければそのまま排水芯200㎜と想定できます。
しかし、1995年以前に建築された住宅で過去にリフォーム用のトイレに交換した場合は
排水位置の特定が困難になります。

④、写真で問合せ
①②③で特定できない場合は、写真を撮影して該当の製造メーカーに問合せをします。
その際に全体の写真やアップの写真、タンクフタ裏の刻印の写真などで特定を依頼します。
しかし、海外製やすでに事業を撤退してしまったメーカの場合は特定することが困難です。

⑤実際にはずしてみる
①②③④で特定できない場合は実際にはずして確認するしか方法はありません。
しかし、現実問題、見積依頼段階や商品が届いていない状況で確認すると、
復旧ができないことがありトイレを使えなくなる可能性あるので、
①②③④の結果を加味して何が起きてもいいような準備をして
工事当日に確認するケースがほとんどです。





3.理想のあのトイレ取付できる?できない?


排水の位置の特定が重要であることはわかってもらえたかと思います。
しかし、特定できたからと言って現在販売されているすべてのトイレが取付できるわけではありません。
下の表を確認して頂きたいですが
メーカーや商品によって対応できる排水位置が異なります。
そのため、現地の状況確認は必須ですが、
交換したい商品や必要としている機能をもったトイレが取付できるものかどうかも
確認をしなければいけません。
例えば、仮に現在のトイレが床排水120㎜であった場合下の表を参考にすると、
LIXIL製のトイレはすべて対応可能ですが、
TOTO製の場合は対応できるものとできないものがあります。

このような判断や確認に自身が無い場合やめんどくさいと思われる方は
一度お近くの業者に確認してもらうことをお勧めしています。
今は見積や現地調査が無料の会社が多いですが、
有料の会社も中にはありますので、ご注意ください。

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